ニュース(お知らせ)
・日々の暮らしと横浜の歴史資産を一歩近づける ヨコハマヘリテイジ スタイル(会報)最新号 2021早春号(PDF) NEW
・鉄道開業150周年記念事業委員会の開催
明治5(1872)年10月、新橋—横浜に我が国初の鉄道が開業してから、2022年で150周年を迎えるにあたり、公益社団法人横浜歴史資産調査会は、表記の委員会を設け12月24日に第一回委員会を開催いたしました。委員会構成と議題は下記の通りです。
特に汽車道界隈にSLの記念運転または、展示を予定しています。SLは、圧縮空気を用いて復活している車両を対象にしています。
夢あふれる事業展開を行いたく存じますので引き続き、皆様のご支援、ご協力をお願い申し上げます。
なお、事業は日本鉄道保存協会並びに全国近代化遺産活用連絡協議会と連携しておこなう予定です。
鉄道開業150周年記念事業委員会名簿
委 員 菅 建彦 (公益財団法人交通協力会顧問)
岡田 直 (横浜都市発展記念館 主任調査研究員)
北村圭一 (元 横浜市港湾局技術担当部長)
齋藤大起 (神奈川新聞文化部記者)
二階堂行宣(法政大学准教授)
堀 勇良 (公益社団法人横浜歴史資産調査会 理事)
オブザーバー 北河大次郎(文化庁建造物第二課文化財調査官)
事務局 米山淳一 (公益社団法人横浜歴史資産調査会常務理事)
河合桃子 (同 事業課)
田中光一 (同 事業課)
・シルク通信 No.1を発行しました(PDF)(シルクロードネットワーク)
・神戸の歴史的建造物の保全活動に対するお願い(シルクロードネットワーク)
「シルクロードネットワーク協議会」の関係で、神戸市から下記の依頼がありました。ご支援・ご協力をお願いいたします。
神戸市では2020年12月31日(木)までガバメントクラウドファンディング(ふるさと納税を利用して行うクラウドファンディング)による神戸の歴史的建造物(神戸歴史遺産)の保全活動に対する寄附を募っております。
今回は、若王子神社(国指定重要文化財)、住吉神社(市指定重要文化財)、農村歌舞伎舞台(北僧尾・上谷上、どちらも県指定重要文化財)及び神戸歴史遺産全体への寄付を募集するものです。
若王子神社または住吉神社への1万円以上の寄付で、ご希望の方には銘板にお名前を記載します。また、神戸市在住以外の方には、返礼品のご用意があります。
体験型の返礼品「若王子無動寺・国重要文化財の仏像特別拝観」、「若王山無動寺・伝統行事の特別見学」、「上谷上農村歌舞伎舞台の奈落 特別見学」をはじめ神戸牛・ワインなどの神戸地場産の返礼品をお選びいただけます。
※ふるさと納税は、控除上限内の2,000円を超える部分について、手続きをすると税金が控除されます。
詳しくは、ふるさとチョイスのページをご覧ください。https://www.furusato-tax.jp/gcf/1084
お忙しいところ恐れ入りますが、ご協力・ご検討よろしくお願いいたします。
・前橋東照宮拝殿取り壊し中止を求める署名(RACからお知らせ)
前橋東照宮拝殿取り壊しの工事が進められようとしています。
私たちは「前橋東照宮の拝殿除却工事の中止を求める連絡会(会長:松平大和守家17代当主松平直泰)」を設立、記者会見、署名活動等を通じて東照宮宮司瀬尾茂氏に神前結婚式場建設のための拝殿除却工事中止を求めております。私たちには世論に訴える方法しか有りません。是非、署名活動にご協力下さい。
周辺工事は進行しております。ここに至る概要については添付の署名活動の趣意書と新聞記事を参照下さい。但し、新聞記事の中にある宮司側が提案している移転工事は移転先等、何ら根拠のあるものではありません。
先月14日に宮司側の説明会が有りました。説明を聞いておりますと、今回の事業はどう見ても宮司の独断によるものであると、つまり、氏子、崇敬者、地域住民等の総意でないことは明らかです。神社は個人の意思でどうにでもなる民間企業ではありません。
工事は、「創建400年、令和の大改修」という名目で、現拝殿を撤去し、神前結婚式場(拝殿)と本殿の覆い屋を兼ねた100坪ほどの建屋を建設する計画です。設計された建物が拝殿が過ごしてきた160年の歴史に勝る物なのでしょうか。拝殿に代わりうる文化財となるのでしょうか。
工事費は2億5千万円で、ぐんまみらい信用組合からの借り入れで賄うようです。昨今の世情を考えると結婚式場で借金を返済できるか心配です。抵当にとられている神社の行く末が心配です。
宮司側は、拝殿を解体する論拠として、群馬県文化財審議員のお一人と前橋市文化財保護課担当者が解体調査記録を残せば解体しても良いと言った事を取り上げています。たとえ文化財の専門家といえども、地域の文化財に対していかなる理由があるにしても壊して良いとは言えないはずです。また、文化財審議員の方は、前橋市がこれから取り組もうとしている「歴史まちづくり法」適用のための法定協議会の委員でもあります。さらに、東照宮は「歴まち法」に規定された「歴史的風致維持向上計画」策定に際し、隣接した重文臨江閣とともに重要な歴史的資源として前橋市は取り上げています。今、やっと一歩踏み出そうとしてる時に出鼻をくじく行為です。市は宮司に対して積極的に働きかけることも無く、また、私たちの活動には冷ややかとしか思えません。
RACは、9月に前橋市で研究集会を国の関係者、各地の識者をお招きして開催しました。目的は「歴まち法」を適用して「歴史文化のかおるまちづくり」の一歩を踏み出すきっかけづくりをするためでした。腰の重い前橋市が動き出した矢先です。今の状況を見ますとなんのための研究集会開催か判りません。もし、拝殿が無くなるような状況となれば、前橋での活動は中止せざるを得ません。
是非とも地域の歴史文化を踏みにじる工事を阻止するために皆様のお力をお貸し下さい。宜しくお願い致します。 前橋東照宮ホームページ
申し訳ありませんが、別紙署名用紙に氏名・住所をご記入いただき、下記事務所まで郵送、あるいはご持参頂けないでしょうか。宜しくお願い致します。
前橋東照宮を守るための趣意書(PDF)
前橋東照宮署名簿(PDF)
特定非営利活動法人 街・建築・文化再生集団(RAC) 中村 武
〒371-0035 前橋市岩神町2−7−5
TEL 027-210-2066 FAX 027-235-0643
e-mail act@npo-rac.org
URL http://www.npo-rac.org
・歴史を生かしたまちづくりセミナー「旧横浜市庁舎の歴史・文化的価値を探る!」を開催
日 時:2020年12月5日(土)午後2時〜4時30分
場 所:横浜市役所1階 市民協働推進センタースペース A・B
講 演1「旧横浜市庁舎の設計者・村野藤吾が求めたもの」松隈 洋(京都工芸繊維大学教授)
講 演2「旧横浜市庁舎の建築概要」吉田鋼市(横浜国立大学名誉教授・公益社団法人横浜歴史資産調査会副会長)
話題提供 内田青蔵(神奈川大学教授・公益社団法人横浜歴史資産調査会社員)
トークセッション
松隈 洋、吉田鋼市、内田青蔵(コーディネーター)
主 催 公益社団法人横浜歴史資産調査会、横浜市、公益社団法人日本建築家
協会関東甲信越支部神奈川地域会(JIA神奈川)
当日はコロナ対策を施し、会場だけではなくリモートで配信する方法で行いました。松隈先生は京都からリモート参加、吉田先生と内田先生は会場参加の二重構造のセミナーとなりました。一般の参加者は、会場の関係から40名に制限させていただきまました。
松隈先生からは、村野藤吾が手掛けた各地の作品の紹介を通じて旧横浜市庁舎の設計コンセプトや文化論を語ってくださいました。吉田先生からは、旧横浜市庁舎の建物全体やディテールに秘められた意匠の魅力などからその存在価値を読み取ることの大切さをご披露いただきました。また、内田先生からは民主主義と市庁舎との視点から、市民に開かれた空間が生きている旧横浜市庁舎の素晴らしさをご教示いただきました。
私たちが愛してやまない旧横浜市庁舎の将来に亙る保存、活用に関して参加者一同、大いに参考になったシンポジュームでした。会の記録は、大切な資料として報告書にまとめて参ります。
・ヨコハマヘリティジ・セミナー2020〜旧モーガン邸の新たな船出〜を開催しました
日 時 2020年11月28日(土)13:30〜15:30
場 所 藤沢商工会館ミナパーク3階会議室(藤沢市藤沢607-1藤沢駅から徒歩3分)
内 容 趣旨説明
旧モーガン邸再建計画調査報告について
旧モーガン邸を守る会のこれまでとこれから
シンポジウム『モーガン邸再建に向けて皆でエールを送ろう』
コーディネーター:菅孝能氏
パネリスト:渡辺剛治氏
鈴木芙都子氏
栗林恵美氏
廣田邦夫氏
総 括:後藤 治氏
2004年に2度の不審火により焼損した旧モーガン邸を、現在の所有者に代わって当公益社団が再建に取り組むスタートイベントとして11月28日(土)にシンポジウムを開催しました。(次第、配布資料は別添参照)
当日は、感染症対策のため定員を半分制限し、約60名の参加となりました。
趣旨説明から調査報告、シンポジウムへと順調に進み、「みんなで力を合わせて再建を」とのエールをいただき、お開きとなりました。
今後、再建に向けて藤沢市、旧モーガン邸を守る会と連携し、関連の事業や募金活動等を展開して参ります。
皆様におかれましても引き続き格別のご支援、ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
・横浜絹遺産の視察と情報交換(シルクロードネットワーク)
日本の着物を愛するイギリス人シーラ・クリフさんと、NPO川越きもの散歩の藤井美登里さんが、去る10月11日(日)に三溪園や開港記念会館他の横浜絹遺産の視察にお越しになりました。
着物姿のお二人が横浜の街を颯爽と歩くお姿は華やかで、道ゆく皆様の目には新鮮な都市景観として映ったことでしょう。
横浜シルクが欧州を席捲した時代もありました。正にシルクが結ぶ国際文化交流に乾杯です。
![]() 前橋市にある 研業社・関根製糸所跡地 今は公園になっている |
![]() 前橋市の風呂川のほとりにある 日本最初の器械製糸工場 であった藩営前橋製糸所跡 |
![]() 国指定重要文化財 近代和風の木造建築 前橋市の臨江閣にて |
![]() 横浜赤レンガ倉庫にて |
![]() 視察を終えたひとときを過ごす シーラさん、米山、藤井さん |
・シルクロードネッワーク協議会2020年神戸大会、中止・延期のお知らせ 詳しくはこちら
・野毛都橋商店街ビル(横浜市登録歴史的建造物)に解説板を設置
公益社団法人横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)では、所有資産第1号となる野毛都橋商店街ビルに、建物の歴史と文化を紹介する解説板を令和元年度事業で新たに製作し、このたび同ビル中央階段付近に設置いたしました。
解説板のデザインは兼広彰氏(㈱ユー・エス・シー代表、よこはま洋館付き住宅を考える会事務局長)写真は田中光一(当ヘリテイジ広報担当)解説文は米山淳一(当ヘリテイジ常務理事)が担当しました。野毛都橋商店街ビルへお越しの際にご覧いただければ嬉しく存じます。
ちなみに当ヘリテイジ独自の解説板の製作、設置は、開通合名会社(日本人の商社)の煉瓦遺構(明治15年・中区北仲通)に続き2例目です。
![]() 解説版を取り付けるのは 中央付近の階段入り口 |
![]() 下部にはシンボルマークが レーザー加工で刻まれています |
![]() 取り付け作業は表面の強化ガラスを 傷つけないよう二人で慎重に |
![]() 完成品です |
![]() デザインや製作担当の方たち ありがとうございました |
文:米山淳一 | 写真・キャプション:田中光一 |
・コンサート in ヘリテイジ ピアノが案内する横浜の歴史とまち Vol.8
日 時 2020年1月29日(水)18:30~20:00
場 所 横浜市イギリス館(横浜市中区山手町115−3)
出 演 ピアノ演奏 後藤 泉
解 説 長谷川正英 (横浜市環境創造局)
司 会 米山淳一(公益社団法人横浜歴史資産調査会 常務理事)
詳しくはこちら(PDF)
ヨコハマヘリテイジの新しい団体案内が出来ました。活動の様子や事業を取りまとめております。
会員となって共に歴史を生かしたまちづくりに取り組みませんか。
公益社団法人 横浜歴史資産調査会(ヨコハマヘリテイジ)とは
歴史的建造物は、都市に歴史や文化の奥行きを与え、そこにしかない魅力や個性をつくり出します。
YOKOHAMA HERITAGEは、市民の皆さん、行政、専門家など、様々な立場の方と連携し、「歴史を生かしたまちづくり」に取り組んでいきます。